中国で4月20日に開幕した上海モーターショー13。米国の自動車大手、フォードモーターのブースでは、『エスコート』の復活が話題を集めた。
フォードモーターが上海モーターショー13で初公開したのは、小型セダンの『エスコート コンセプト』。もともと、エスコートは1967‐2002年までの35年間、欧州フォードが生産していたコンパクトカー。エスコートの名前は、後継車の『フォーカス』登場で消滅していたが、中国でおよそ10年ぶりに復活している。
エスコート コンセプトのデザインは、フォードモーターの中型セダン、『モンデオ』や『フュージョン』をコンパクトに凝縮させたような雰囲気。フロントマスクには、フォードブランドの最新デザイン言語を反映させた。
ボディサイズや搭載エンジンなど、エスコート コンセプトの詳細は未公表。フォードモーターによると、小型セダンでありながら、中国の顧客のニーズを満足させる広い室内空間が追求されているという。
上海モーターショー13のプレスカンファレンスには、フォードモーターのジム・ファーレイ副社長が登壇。「エスコート コンセプトは中国の顧客を念頭に置いてデザイン。中国での商品ラインナップを強固にする可能性を秘めたモデル」と述べ、市販に向けて前向きな姿勢を示している。