GMの高級車ブランド、キャデラック初の市販プラグインハイブリッド車(PHV)として、2014年初頭に米国で発売される『ELR』。同車に、ユニークなパドルシフトが装備されることが分かった。
これは4月12日、キャデラックが明らかにしたもの。ELRには、「Regen on Demand」と呼ばれるシステムが採用されると発表されている。
Regen on Demandは、ステアリングホイールに装着されたパドルシフトで操作する。通常、パドルシフトは、トランスミッションのアップシフトとダウンシフトを手元で行うためのもの。
しかし、キャデラックELRでは、PHVシステムの回生ブレーキを作動させるために使う。ドライバーはパドルシフトを動かすことにより、バッテリー(二次電池)に、減速時の回生エネルギーを蓄えることができる。
操作は走行中、アクセルをオフの状態で、左右どちらかのパドルシフトを引くだけ。キャデラックELRのチーフエンジニア、クリス・トマソン氏は、「Regen on Demandシステムは、減速時の回生エネルギーを積極的に取り込むことが可能」と述べている。