欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは4月15日、スペインに本拠を置く傘下のセアトのトップ人事を発表した。
同社の発表によると、ユルゲン・スタックマン氏が5月1日付けで、新会長に就任。同氏は現在51歳。1989年にフォードモーターに入社。ドイツや英国でさまざまな仕事をした後、欧州フォードの副社長にまで登り詰めた人物。
2010年、フォルクスワーゲングループが同氏をヘッドハンティング。シュコダの営業&マーケティング責任者となった後、2012年9月からは、フォルクスワーゲングループと同乗用車部門のマーケティング最高責任者の地位にあった。
一方、2009年9月からセアトの会長を務めてきたジェームス・ミュアー氏は今回、会長職を解任。今後はフォルクスワーゲングループ内の上級マネージメント職に就き、同グループの取締役会に直接報告を行う体制となる。
ジェームス・ミュアー氏は1987年、英国フォードに入社。その後、マツダに転職し、2005年にマツダヨーロッパの社長兼CEOに任命されたことで知られる。