JR北海道、北斗20号4号車床下から煙の原因「エンジン内部の破損」

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JR北海道、北斗20号の4号車床下から煙
  • JR北海道、北斗20号の4号車床下から煙
  • JR北海道、北斗20号の4号車床下から煙
  • エンジンから潤滑油が飛散
  • エンジン上部の破損状況
  • 消音器赤熱

JR北海道は、4月8日に特急北斗20号の車両床下から煙が発生した事故の原因調査状況を公表した。

函館線・八雲駅構内で、札幌18時13分発の特急北斗20号の4号車(キハ182-2560号)床下から煙が発生した。同社では、この車両を函館運輸所で調査したところ、4号車の消音器に赤熱の形跡があり、エンジンの内部が損傷して穴があいていることが判明した。

これまでの調査でエンジン内部の破損により排気経路に潤滑油が漏れ出し、排気とともに消音器内に入り込み異常燃焼して、その熱により消音器が赤熱したため、消音器付近から煙が発生したと推定している。エンジンが破損した原因などについては現在も調査中。

また、同社では同型のエンジンを使用している車両について列車の運行前にエンジンの外観と機能確認を行い、異常が無いことを確認した。4月9日も使用していない予備車両について安全を確認している。

《レスポンス編集部》

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