フォルクスワーゲンが3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13でワールドプレミアした新型『ゴルフGTI』。同車の公式映像がネット上で公開され、再生回数が早くも18万回を超えている。
ゴルフGTIは、歴代ゴルフに用意されてきた伝統のスポーツグレード。新型のエンジンは、新開発の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」。最大出力は220ps、最大トルクは35.7kgmを発生する。これは、現行GTIの210psに対して、10psのパワーアップ。0‐100km/h加速は6.5秒、最高速は246km/hの性能だ。
これでも物足りない顧客のために、フォルクスワーゲンは、歴代ゴルフGTIとしては初めて、「GTIパフォーマンス」を設定。最大出力はさらに10ps上乗せされ、230psを引き出す。0‐100km/h加速は6.4秒、最高速は250km/h（リミッター作動）と優れたパフォーマンスを示す。
高性能でありながら、アイドリングストップを採用するなど、環境性能にも配慮。欧州複合モード燃費は16.67km/リットル、CO2排出量は139g/kmで、排出ガス性能は2014年導入予定のユーロ6に適合させた。フォルクスワーゲンは、「先代GTI比で燃費は18％向上」と説明している。
パワフルなエンジンに合わせて、サスペンションやブレーキなど、足回りを強化。GTIならではの専用の内外装は、スポーティさを強調したデザインだ。
新型ゴルフGTIの公式映像は、米国ラスベガスで収録。フランク・シナトラの名曲、『マイ・ウェイ』に合わせて、華麗なテールスライドを披露している。
