トヨタ自動車が3月5日、スイスで開幕するジュネーブモーターショー13でワールドプレミアする『FT-86オープンコンセプト』。同車の詳細画像から、見えてくるものは何か。
『FT-86』とは、トヨタの新型FRスポーツカー、『86』(欧州名:『GT86』)が、開発プロトタイプ段階で使用していた車名。FT-86オープンコンセプトは、近い将来、86に追加されるオープンモデルを示唆したコンセプトカーだ。
FT-86オープンコンセプトの詳細画像を見ると、外観はクーペボディの86を基本としながら、オープン化に伴い、フロントのウインドシールドを専用設計。アルミホイールも専用デザインとした。トヨタが「電動ソフトトップ」と説明する幌は、スマートに格納されているのが見て取れる。
また、インテリアはミラノ在住のデザイナーによるカラーコーディネートを採用。コントラストが際立つ明るいホワイトとネイビーブルーを配した。これは、ショーカーならではの演出だろう。
注目は、リアシートが残されている点。オープンスポーツカーの場合、後席のない2シーター車が多い。しかし、FT-86オープンコンセプトでは、後席を残し、4シーターとしている点が目を引く。