ヤマト運輸と日野自動車およびトヨタ自動車は3月1日に東京で共同記者会見を開き、3月中旬から宅配便での実証を行う1トン積みの超低床EV(電動)トラックを公開した。
日野が開発したEVトラックをベースに、3社が共同で仕様を企画した。運用するのは2台で、日野およびトヨタブランド各1台。ヤマトは「クール宅急便」用の車両として東京の板橋区と町田市の営業所で約1年間の実証に取り組む。
このEVトラックは、前輪駆動方式としたため、荷室の床の地上高を440mmと、既存のディーゼル車のほぼ半分に抑えたのが特徴。会見したヤマトの芦原隆執行役員は「作業スピードのアップや女性スタッフの負荷軽減が期待できる。とくに市街部で数人によって行なっている『チーム集配』での効果を検証したい」と語った。