日産 アルティマ 新型、4台のワークスマシン公開…豪V8スーパーカーシリーズ

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日産アルティマ V8スーパーカー
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日産モータースポーツは2月12日、オーストラリアのメルボルンにおいて、ワークス参戦する4台のレーシングカー、『アルティマ V8スーパーカー』を初公開した。

「V8スーパーカーシリーズ」は、FIA(国際自動車連盟)公認のツーリングカーレース。GM傘下のホールデンとフォードモーターの2社がエントリー中で、オーストラリアで人気のモータースポーツだ。2013年シーズンは、メルセデスベンツが『Eクラス』で参戦することを決めており、にわかに盛り上がりを見せている。

アルティマ V8スーパーカーは、日産の北米向け主力中型セダン、新型『アルティマ』をベースに、V8スーパーカーシリーズ参戦用に開発したレーシングカー。日産は2013年から、このアルティマでV8スーパーカーシリーズに参戦する。

アルティマ V8スーパーカーは、V型8気筒エンジンを搭載するというレギュレーションに従い、VK56DE型5.6リットルV型8気筒ガソリンエンジンに換装。このエンジンは、もともと2011年のFIA GT1世界選手権を制した日産『GT-R』用。なお、オーストラリアでは2013年2月から、このエンジンを積む高級SUV、新型『パトロール』(旧『サファリ』)が発売されることになっており、オーストラリア向けの市販車用エンジンで戦うというレギュレーションを満たす。

今回、初公開した4台のアルティマ V8スーパーカーは、日産モータースポーツがワークス体制で投入するマシン。ブラックの1台は「ジャックダニエル」、イエローの1台は「ノートン」がメインスポンサーを務める。イエローのマシンは、商用車大手のボルボもスポンサードしている点がユニークだ。なお、開幕戦は3月1‐3日、アデレードで行われる。

《森脇稔》

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