【ポルシェ 911 カレラ カブリオレ 試乗】スポーツテイストはそのままに、より乗りやすく…諸星陽一

試乗記 輸入車
【ポルシェ 911 カレラ カブリオレ 試乗】スポーツテイストはそのままに、より乗りやすく…諸星陽一
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ポルシェ『911』は私とほとんど同じ年のクルマだ。こっちは衰えていくばかりなのに、毎年のように改良が行われ、ときにはフルモデルチェンジで一新され一気に進化する。最新の911は一昨年にフルモデルチェンジされたモデルだ。

細かな改良ごとにすべてのグレードに乗る……なんてことは残念ながらできていないが、なんだかんだで少しずつでも7世代全部の911に乗ったことがある。
よく「最新のポルシェが最良のポルシェ」という言葉を聞くが、これは911に与えられた言葉で「最新の911が最良の911」が正しいと私は思っている。

今回試乗できたのは、911カレラカブリオレ。3.4リットルの水平対向6気筒エンジンは350馬力を発生。ミッションはPDKと呼ばれるデュアルクラッチ方式の2ペダルMT(ATモードあり)が組み合わされていた。

ドライビングはきわめてイージーだ。ATモードでアクセルを少ししか開けずに乗ってしまえば、ちょっと目線の低い乗用車でしかない。しかし……だ。アクセルペダルをグイッと踏む込んだ瞬間、“シュルシュルシュルシュルー”っと怒濤の加速が始まる。この加速にまるで危なっかしさがない、じつに安定していて、まったく普通に速いのだ。

さらにビックリさせられたのが、乗り心地のよさ。歴代のポルシェ911のなかではピカイチの乗り心地だ。以前はカレラの名の付いたポルシェは特別な存在だったが、現在はカレラがもっともベーシックなモデル。

911にはさらにスパルタンなモデルも用意されているのだから、このビックリするぐらいにイージーなモデルも許されるというもの。

公道で短い時間しか試乗できなかったので、しっかりとコーナーを攻め込んでのインプレッションなどはできなかったが、そのスタビリティの高さは十分に感じられた。

やはり最新の911は最良の911だった。そして初代が持つスポーツカーというコンセプトはぶれてない。せめてもの救いは、ちょっと手の出ない価格。標準状態での価格が1394万円。ここまでだと、さすがにあきらめがつきやすい。

パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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