1月の中国新車販売、46.4%の大幅増…初の月間200万台超え

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日産ブース(北京モーターショー12)
  • 日産ブース(北京モーターショー12)
  • トヨタ・カローラ(上海モーターショー11)
  • ホンダ スペリア(広州モーターショー12)

中国汽車工業協会は2月7日、中国における1月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、初の月間200万台超えとなる203万4500台。前年同月比は46.4%の大幅増で、4か月連続で前年実績を上回った。

203万4500台のうち、乗用車は172万5500台。単月としては、新記録を打ち立てた。前年同月比は48.7%増と、4か月連続で前年実績を超えている。

大幅に新車販売が伸びた要因は、昨年1月、中国では大型休暇の旧正月(春節)があったため。今年の旧正月は2月のため、今年の1月はディーラー稼働日が昨年よりも多かったのだ。

日系メーカーの1月中国新車販売は、日産が前年同月比22.2%増の11万5700台と、5か月ぶりに前年実績を上回った。トヨタも23.5%増の約7万2500台と、7か月ぶりの前年実績超え。ホンダも22%増の4万7248台で5か月ぶりに増加と、主要3社が販売を回復させた。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。その影響で日系メーカーは9月以降、新車販売が大幅に落ち込んだ。1月の販売結果は、春節要因が大きいが、それでも最悪期は脱したもようだ。

《森脇稔》

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