SIM-Driveは、1月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催されているオートモーティブワールドにおいて、シトロエンDS3をベースとしたEV(電気自動車)「シトロエンDS3エレクトラム」を展示している。
同車は昨年秋に開催されたパリ・モーターショーでワールドプレミアを果たしたもので、日本国内ではこれが初公開になる。パリで展示された車両そのもので、カラーリングも同じ、ブラックのボディにライトブルーのアクセントというコーディネイトだった。
モーターには、SIM-Driveの基幹技術であるインホイール方式ダイレクトドライブをベースとした、オンボードダイレクトドライブを採用。左右前輪の中間にモーターを2個搭載し、減速ギアを用いず、各輪を直接駆動する。最高出力は65kW、最大トルクは680Nmと発表されている。
リチウムイオン電池はモーター上と後席下の燃料タンクがあった位置に分散して搭載しており、室内空間を一切犠牲にせず、内燃機関自動車からのコンバージョンを達成している。電池容量は17.5kWhで、満充電での航続距離はJC08モードで154kmとなっている。
車両はベース車から95kg増の1285kg。今のところ市販の予定はない。