ドイツ自動車大手のダイムラーは12月27日、2012年の商用車の販売が好調に推移していることを明らかにした。
同社の発表によると、2012年1‐11月のダイムラートラック(メルセデベンツ、ふそう、フレートライナーなどを含む)の世界新車販売は、42万4000台。前年同期実績に対して、14.3%の伸びを示す。
この42万4000台の実績は、2011年の年間販売台数の42万6000台に迫るもの。ダイムラーは2012年、新たな販売記録を打ち立てると見込む。
市場別では、アジアと北米が牽引。NAFTA地域では2012年1‐11月、前年同期比21%増の約12万9000台を販売。アジアでは16万2000台を売り上げ、前年同期比は30.6%増の大幅増だ。ダイムラーによると、ふそうブランドが日本で35%増の約3万2000台と売れているという。
ダイムラーのAndreas Renschler取締役は、「2012年の結果は満足できる内容。世界市場で、確実な販売結果を残した」とコメントしている。