ホンダが2012年6月、生産を終了した最上級サルーン、『レジェンド』。同車の後継車が、日本市場に投入されることが確定した。
これは9月21日、東京本社で記者会見したホンダの伊東孝紳社長が明らかにしたもの。伊東社長は、「レジェンドの後継モデルを、日本で2014年に発売する予定」と述べたのだ。
レジェンドは1985年、ホンダの最上級サルーンとして誕生。1987年には、2ドアクーペが追加された。北米市場には、アキュラブランドから、アキュラ レジェンドとして発売されている。
1990年には2代目、1996年には3代目、2004年には4世代目へと進化。しかし、国内販売の低迷から、ホンダは2012年6月、国内向けの生産を打ち切った(北米向けのアキュラ『RL』は継続生産)。
2年ぶりに日本で復活を果たすレジェンド後継車だが、ホンダの伊東社長は、「スポーツハイブリッド SH-AWD」の搭載を明言。これは、『NSXコンセプト』にも採用されたホンダの次世代ハイブリッド。エンジンをアシストするモーターとは別に、インホイールモーターを加えた合計3個のモーターで構成されるシステムだ。
なお、日本でのレジェンド後継車が、北米向けの新型アキュラ『RLX』になるのか、また、RLXと異なるモデルになるのかは、現時点では未公表。伊東社長は、レジェンド後継車について、「他車を凌駕する走りと燃費性能で存在感を際立たせる」と語っている。