ジャカルタで行われたダイハツ工業とトヨタ自動車の発表会後、公開の座談会が行われた。
その座談会に参加したトヨタの布野副社長は、今後のインドネシアへの投資について「トヨタにはクルマを売っているところで作る、という基本的な考え方があります。世界的にみて、リーマンショックのあと新興国、特にインドネシアの発展は急速に進んでいます。インドネシアは世界でもっとも重要な国のひとつという位置づけです。生産能力の増強は積極的に行っていきたいと考えています」と述べた。
ダイハツの伊奈社長は「ダイハツにとってインドネシアは重要な拠点です。インドネシアでは年間45万台の生産能力をもっています。今後の投資については販売の状況に応じて考えていきます」とした。
また伊奈社長は、トヨタとのインドネシアにおける協業について「今回の新型車の展開により、セニア、アバンザで連携してきた関係を拡大するということです。アイラ、アギアは価格的にはセニア、アバンザの下に位置していきます。ラインアップ拡充でインドネシア市場への積極的な姿勢を形にしました」と述べた。