8月29日、ロシアで開幕したモスクワモーターショー12。目立ったワールドプレミアのなかったホンダブースで視線を集めたのは、ロシア初公開となるスポーツカーコンセプト『EV‐STER』だ。
EV‐STERは2011年11月、東京モーターショー11でワールドプレミア。小型のEVスポーツコンセプトカーで、軽自動車枠を若干超える小型ボディのほぼ中央にモーターを搭載し、後輪を駆動する。
二次電池は、蓄電容量10kWhのリチウムイオンバッテリー。最高速は160km/h、1回の充電での最大航続距離は約160kmの性能を備える。充電時間は、200Vソケットなら3時間以下。
ところで、EV‐STERは東京モーターショー11以降、2012年3月のジュネーブモーターショー12にも出品された。ただし、今回のモスクワモーターショー12でも、同車の市販に関するアナウンスは行われていない。
しかしホンダは、世界のモーターショーで相次いでEV‐STERを公開。これは、市販に向けた何らかのプロジェクトが存在する証とも受け取れる。