英国の高級SUVメーカー、ランドローバーは8月23日、ロシアで8月29日に開幕するモスクワモーターショー12において、『フリーランダー2』の大幅改良モデルを初公開すると発表した。
現行『フリーランダー』は2006年にデビュー。2世代目モデルにあたることから、フリーランダー2を名乗る。フリーランダー2は2010年、最初の改良を受け、フロントグリルやリアゲートを変更。今回の改良は、比較的大規模なものとしては2度目となる。
外観は、ヘッドライトとテールランプにLEDを採用。フロントグリルやフォグランプのデザインも見直され、フェイスリフトを果たす。アルミホイールも新デザインだ。
インテリアは、センターコンソールのデザインを一新。7インチの液晶タッチパネルモニターを新たに導入した。また、4WDシステムの「テレインレスポンス」のダイヤルスイッチをボタンスイッチに変更し、パーキングブレーキも電気式に変更。これにより、収納スペースを増やしている。
ガソリンエンジンに関しては、自然吸気の3.2リットル直列6気筒を、2.0リットル直列4気筒ターボにダウンサイジング。このユニットはレンジローバー『イヴォーク』と基本的に共通で、最大出力240ps、最大トルク34.7kgmを引き出す。
自然吸気の3.2リットル直列6気筒(最大出力232ps、最大トルク32.3kgm)に対して、排気量を大幅に縮小。それでいて、パワーは8ps、トルクは2.4kgm上回る性能を獲得した。