横浜市のグローバル本社で開いた発表会に出席した国内営業担当の片桐隆夫副社長は、2012年度の『セレナ』の販売目標を10万台超とし「(競合市場での)販売シェア40%を確保してミニバンナンバーワンの座を磐石にしたい」と強調した。
10万台の目標は、4月から7月までに販売した既存モデルの実績に、刷新した新モデルの8月以降の販売を合算した数字となる。片桐副社長によると、新セレナのモデルサイクルでの販売計画は月6300台なので、スタートダッシュで大幅な上積みを図る。
新型セレナは7月中旬から受注を始めており、「7月末までの受注は4000台になった」(広報部)という。当面は新エコカー減税で免税となるS-HYBRID搭載車に受注が集中する見込みであり、開発を担当した角智彰チーフ・プロダクト・スペシャリストは「85%程度」と想定している。