全体相場は反落。
ギリシャの政局混迷を受けて欧州債務危機の再燃に対する警戒感が台頭。対ドル、対ユーロで円高が進行したことが主力株の売りを誘った。
平均株価は前日比73円10銭安の8900円74銭と反落。2月3日以来3か月半ぶりの安値を付けた。
円相場が対ユーロで3か月ぶりの1ユーロ102円台に上昇。対ドルでも再度1ドル79円台に強含んだことが重しとなり、自動車株は連日の全面安となった。
トヨタ自動車が65円安の3165円と続落。
ホンダが75円安の2655円、日産自動車が19円安の769円と続落した。
マツダが一時10円安の100円ちょうどまで下落。引けにかけて買い戻しが入ったが、3円安の107円と続落して引けた。今3月期の想定レートを1ユーロ=105円に設定しており、円高・ユーロ安に伴う採算悪化を懸念した売りが出ていた。