全体相場は反落。前日の欧米市場が下落。この日予定されているスペイン国債入札に対する警戒感も重しとなり、売りが先行した。米大手ハイテク企業の業績が不調だったことも、主力株に対する買い手控えムードを増幅した。
かたや、投資信託の大量設定に伴う買いへの観測、日銀による金融緩和政策に対する期待もあったため、一方的に売り急ぐ展開とはならなかった。しかし、見送り気分が強く、平均株価は前日比78円88銭安の9588円38銭と反落して引けた。
一部には北朝鮮情勢から円高ウォン安を警戒する声も聞かれるが、自動車株は高安まちまち。
トヨタ自動車が30円高の3360円と続伸。3月の貿易統計で自動車輸出が堅調だったことも好感され、値ごろ感からの買いが入ったもよう。日産自動車が2円高の840円と小幅ながら続伸。富士重工、日野自動車、いすゞもしっかり。
一方、ホンダが27円安の2896円と反落。マツダ、ダイハツ工業、三菱自動車も軟調。スズキが1920円で変わらず。