日本市場に2月、上陸を果たしたばかりの新型BMW『3シリーズ』。海外では、早くもそのレーシングカーが登場した。
これは、BMWの南アフリカ現地法人が発表したもの。3月末、ケープタウンで開催される耐久レースで実戦デビューを果たし、その後、5月にドイツで開催されるニュルブルクリンク24時間耐久レースにも参戦するマシンが初公開されたのだ。
このレーシングカー、BMWとADFモータースポーツが共同開発。新型『3シリーズセダン』のトップグレード、「335i」をベースに、「BMWパフォーマンス」の各種パーツが装着される。
注目はエンジン。3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、ブースト圧やエンジンコンピューター、排気系を変更。最大出力は408ps、最大トルクは61.2kgmと、102ps、20.4kgmものパワーアップを成し遂げた。
足回りは、サスペンションやブレーキを強化。快適装備や内装材を省くことで、車両重量は1360kgに軽量化されている。