「『デロリアン』が現在に甦ったら、どういう車になるか」---。こんなコンセプトで車をつくってみたのが日本自動車大学校(NATS)の学生たちだ。
デロリアンといえば、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場するタイムマシンとして有名だ。その斬新なデザインは映画公開当時にも大きな話題を呼んだ。
千葉トヨペットから提供を受けた『ソアラ』をベースに改造がスタートした。「ソアラのイメージをできるだけなくしたかった」とある学生は話し、予算の約100万円をほとんど外装に費やしたという。
そして数か月後、ついに完成し、車の名前を『ナッツ・トゥ・ザ・フューチャー』として展示することにした。東京オートサロンの初日には、千葉トヨペットの勝又隆一社長がブースを訪れ、車の出来栄えに満足し、学生を褒めたそうだ。この車は、3月の卒業旅行で伊豆をドライブした後、千葉トヨペットに飾られることになっている。