日産自動車が第42回東京モーターショーに出品する『PIVO 3』のデザインは、これまでのPIVOシリーズが持っていた“可愛らしさ”とは違ったニュアンスになった。
グローバルデザイン本部プロダクトデザイン本部プロダクトチーフデザイナーの井上真人さんは、「これまでのPIVOは非常に“可愛い”と言われ、それがPIVOの代名詞でした。この“可愛い”という文化を世界的に見ると、日本はその許容度が大きいのです」という。
具体的には「キティちゃんみたいな可愛さと同時に、アニメのエヴァンゲリオンなどのかっこよさを伴った、日本人からいうとある種の可愛さを持ち合わせたものがあります」。世界的に見た可愛さ、そして、クルマとして考えた時の可愛さは後者にあると考え、それをもとにデザインしたのがPIVO 3なのだ。