三菱ふそうトラック・バスは、第42回東京モーターショー2011に、小型ハイブリッドトラックの新型『キャンター・エコ・ハイブリッド』を世界初公開すると発表した。
東京モーターショーの同社のテーマは「POWER TO THE FUTURE」とした。2012年が「FUSOブランド」を展開してから80周年を迎える中、これまで培ってきた独自の技術力や、社員個人の経験や努力に基づいた知識を生かすことで、地球環境に調和し、ビジネスと社会生活の豊かな未来へダイナミックに放つとの想いを込めた。
車両展示コーナーでは、来春市販する予定の小型ハイブリッドトラックの新型キャンター・エコ・ハイブリッド」を世界初公開する。新型キャンター・エコ・ハイブリッドは、2006年に発売した現行モデルをフルモデルチェンジした2代目。商用車世界初のモーター内蔵デュアルクラッチ式自動トランスミッション「DUONIC」(デュオニック)を採用する。
新型の高性能リチウムイオン電池と「4P10」型ディーゼルエンジンとの組み合わせで、世界最高レベルの燃費を目指す。会場には新型キャンター・エコ・ハイブリッドに採用する、新型のハイブリッドシステムも合わせて展示する。
また、欧州向け小型トラックの「キャンター3S13」モデルに、リチウムイオンバッテリー(40kWh)とモーター(出力70kW、最大トルク300Nm)を搭載し、10時間(200V)の充電で約120kmの航続走行が可能な小型電気トラック『キャンターE-CELL』を国内初公開する。
さらに、高速走行での燃費性能を高めた大型ハイブリッドトラック『スーパーグレート・エコ・ハイブリッド』も参考出品するとともに、市販車両として大型観光バス『エアロクィーン』も出品する。
技術展示コーナーでは、排気後処理システムの「BlueTecシステム」を紹介する。