川崎重工業が発表した2011年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比27.3%増の266億2300万円と増益となった。
売上高は同2.3%増の5849億9000万円と小幅な増収となった。精密機械事業、航空宇宙事業、プラント・環境事業などが増収となり、ガスタービン・機械事業、船舶海洋事業、車両事業などの減収をカバーした。
モーターサイクル&エンジン事業は、売上高が、先進国向け二輪車の販売が落ち込んだため、前年同期比70億円減の1062億円と低迷した。営業損益は為替差損などの影響で23億円の赤字と、赤字幅が拡大した。
全体の収益では、増収の効果から経常利益は同28.1%増の272億3700万円となった。純利益は同44.4%増の178億1300万円となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。