BMWが14日、ドイツでワールドプレミアした新型『3シリーズ』。同車の欧州仕様には、究極のエコグレードが設定される。
グレード名は、「320dエフィシエントダイナミクスエディション」。「320d」グレードをベースに徹底した走行抵抗低減を行い、高い環境性能を追求している。
エンジンは、専用チューンの直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル。最大出力は163ps、最大トルクは38.7kgmだ。38.7kgmもの太いトルクは、1750-2750rpmという低回転域で引き出される。その効果もあって、0-100km/h加速8秒、最高速230km/hのパフォーマンスを実現する。
その一方、アイドリングストップ、ブレーキエネルギー回生システム、オンデマンド制御のポンプ類、先代比で15%も転がり抵抗を抑えたタイヤ、シフトアップインジケーターを採用。10mm低めた車高や専用のタービンデザインのアルミホイールなど、エアロダイナミクス性能の向上も図られた。
トランスミッションは6速MTと8速AT。欧州複合モード燃費は24.4km/リットル、CO2排出量109g/kmだ。BMWは「クラストップレベルの環境性能」と説明している。