全体相場は反落。景気の先行きに対する警戒感から米国株式が反落、欧州債務危機を巡る独、仏両国の意見の隔たりも伝わり、投資家の動きが鈍さを増した。
中国・上海市場の下落もマイナス要因。下値では値ごろ感からの買いも入ったが、平均株価は前日比90円39銭安の8682円15銭と反落して引けた。取引は低調で、東証1部の売買代金は4日連続の9000億円割れ。
輸出関連株は見送り気分が強く、自動車株は軒並み安。日産自動車が12円安の697円と3日続落し、今月6日以来の700円台割れ。ホンダは70円安の2304円と4日ぶりに反落。トヨタ自動車は25円安の2555円と反落した。
トヨタ系部品大手のアイシン精機が、52円安の2511円と3日続落。タイの洪水による現地工場の操業停止を嫌気した売りが出ているもよう。