北米カーオブザイヤー主催団体は4日、「2012北米カーオブザイヤー」のノミネート17台のリストを発表した。トヨタとヒュンダイから、最多となる3台ずつがノミネートされている。北米カーオブザイヤーは今年で19回目。米国とカナダ在住の約50名のジャーナリストが、この1年間に北米で発売、または年内に発売予定の新型車の中からベストな1台を選出する。年間販売台数は5000台以上が条件となるため、スーパーカーや一部高級車は選考から除外される。2012北米カーオブザイヤーのノミネート17台は、以下の通り。●アウディA6●アウディA7スポーツバック●ビュイック・ベラーノ●シボレー・ソニック●クライスラー300(日本名:300C)●フィアット500●フォード・フォーカス●ヒュンダイ・アクセント●ヒュンダイ・エラントラ●ヒュンダイ・ベロスター●キア・リオ●サイオンiQ(日本名:トヨタiQ)●スバル・インプレッサ●トヨタ・カムリ●トヨタ・プリウスv(日本名:プリウスα)●フォルクスワーゲン・ザ・ビートル●フォルクスワーゲン・パサート17台のノミネートの中で、最も多い3台ずつのリストアップとなったのが、トヨタとヒュンダイ。地元米国ビッグ3でも、GMが2台、フォードモーターとクライスラーグループが各1台ずつなので、いかにこの2社が突出しているか分かる。トヨタからは、『iQ』、『カムリ』、『プリウスv』(日本名:『プリウスα』)がノミネート。順番に、超コンパクトカー、米国ベストセラーセダン、ハイブリッドワゴンという布陣だ。一方、ヒュンダイからは、『アクセント』、『エラントラ』、『ヴェロスター』がノミネート。順番に、入門コンパクト、主力小型セダン、スポーツクーペという顔ぶれである。また、トヨタ以外の日本メーカーからノミネートされたのは、スバルの『インプレッサ』だけ。日産やホンダ、マツダは今回、ノミネートされていない。2012北米カーオブザイヤーは、2012年1月に開幕するデトロイトモーターショー12で決定。前回はGMのエンジン併用型レンジエクステンダー(航続距離延長)EV、シボレー『ボルト』がイヤーカーに輝いている。