13日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー11。フォルクスワーゲンブースでは、新型車の『ザ・ビートル』に新たな展開があった。
ザ・ビートルは2011年4月、上海モーターショーでワールドプレミア。そしてフォルクスワーゲンの地元、ドイツでのモーターショーデビューとなった今回、『ビートルRコンセプト』という隠し玉が用意されたのだ。
ビートルRコンセプトは、ザ・ビートルのスポーツグレードを示唆したコンセプトカー。現時点ではデザインスタディモデルだが、『ゴルフR』や『シロッコR』同様、将来、市販車として設定される可能性が高い。
目を引くのは、専用バンパーだろう。前後ともにデザインを変更すると同時に、全幅を30mm拡大。ブラックハイグロス仕上げのエアインテークの効果もあって、迫力を増している。
リアバンパーには、ディフューザーとデュアルクロームエグゾーストを採用。リアスポイラーは、専用の大型タイプを装着する。アルミホイールは、ゴルフRやシロッコRと同デザイン。ただし、20インチへサイズアップが図られた。
エンジンは、ザ・ビートルにも用意される直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」。最大出力は200psだ。市販版には、ゴルフRやシロッコRの256psユニットが搭載されることになるのだろうか。