クライスラー日本は28日、ダッジ『JC』、ジープ『ラングラー』、ジープ『ラングラー・アンリミテッド』に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
ダッジJCは、サイドインパクトセンサ用配線の耐久性が低く、導通不良によりエアバッグ警告灯が点灯。最悪の場合、側面衝突の際にサイド・エアバッグが適切に作動しないおそれがある。対象となるのは、2008年8月18日〜2009年4月28日に輸入された119台。
ジープ・ラングラーおよび同アンリミテッドは、フェンダインナパネルの形状が不適切なため、隣接するブレーキ配管に干渉。そのまま使用を続けるとブレーキ配管に穴が開き、最悪の場合、ブレーキが利かなくなるおそれがある。対象となるのは、2006年12月2日〜2010年7月30日に輸入された3151台。
また、ジープ・ラングラーアンリミテッドについては、フロント・アクスルおよびリヤ・アクスルの腐食防止用塗料の塗布が不適切なものがあり、当該ボルト・ナットの締付トルクが低下。最悪の場合、走行安定性が損なわれるおそれがあるとして、同じくリコールを提出した。対象となるのは、2010年9月25日〜9月26日に輸入された3151台。
いずれも、本国からの情報による発見で、不具合、事故は起きていない。