フェラーリ製のエンジン搭載を前提に、開発が進んでいると見られていたマセラティ初のSUV。しかし、ここにきて開発の方向性が変わったようだ。
これは、英国BBC放送の人気自動車番組、『TopGear』の電子版が伝えたもの。同メディアによると、マセラティのSUVにはフェラーリエンジンではなく、クライスラー製HEMIエンジンが搭載されるという。
このHEMIエンジンは、4月のニューヨークモーターショーで発表されたジープ『グランドチェロキー』の最強グレード、「SRT8」用がルーツ。最大出力465ps、最大トルク64.3kgmの6.4リットルV8は、0-96km/h加速4.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)と、SUV屈指のパフォーマンスを実現していた。
果たして、マセラティのSUVは、このHEMIエンジンを載せて登場するのか。そのデビューは、2012年と予想されている。