トヨタ自動車の前川眞基専務は12日に発売したレクサスブランドの新型ハイブリッド車『CT200h』が、国内販売でレクサスが3年連続で前年実績を上回るための大きな要素との考えを示した。前川専務は同日都内で開いたCT200hの発表会で一部報道陣に対し語った。
前川専務はレクサスブランドの国内販売について「今年の計画は、去年の実績を上回りたい」としたうえで、CT200hが「上回っていくための大変大きな要素」と強調した。トヨタはCT200hの国内月販目標台数を1500台に設定している。前川専務は今年のレクサスの国内販売に関する具体的な計画台数は示さなかった。
また前川専務はレクサスなどが属する国内のプレミアムマーケットについて「そんなにボリュームは多くないが比較的安定している」と指摘。CT200hの競合車としては、独BMWの『1シリーズ』や独アウディの『A3』を上げた。
日本自動車販売協会連合会の統計によると、レクサスブランドの2010年の年間販売台数は前年比19%増の3万3365台だった。前川専務は2010年のレクサスの国内販売について「プレミアムブランドの中で初めて(シェアが)1番になった。その意味では少しずつ、少しずつ認識も頂いてきたかな」と振り返った。