ドゥカティは、2010ミラノEICMA国際モーターサイクルショー(4〜7日)において、モーターサイクルの新境地を切り開くと自負する『ディアベル』を初公開した。
ディアベル(ボローニャ方言で「悪魔」)は、長きにわたるツインシリンダーの伝統とイタリアンスタイルとを併せ持つ。ドゥカティ・モーター・ホールディング社のクラウディオ・ドメニカーリ専務取締役は、「ディアベルは、モーターサイクルの新しいコンセプトを明示する」という。
「威風堂々とした佇まいでありながら、他のあらゆるドゥカティと同じように軽量かつ俊敏だ。ライダー、パッセンジャー双方に究極の快適を提供するクルーザーであり、パワフルなエンジンと刺激的なスタイルを備え、息を呑むような性能を発揮し、周囲の視線を奪うスポーツバイクでもある」
ディアベルはABS、ドゥカティ・トラクションコントロール(DTC)、ドゥカティ・ライディングモードといった最先端の装備を有する。
広報資料の文面は刺激的だ。162HPの最高出力と乾燥重量207kgの「ドゥカティならではのライディング・パフォーマンスが、これまで想像のうえでしかありえなかった快適でスポーティなバイクライフを実現するだろう」。ピレリ社との共同開発による240mmサイズのリアタイヤとドゥカティ独自のシャシテクノロジーの融合は、「心踊るハンドリングや、重力の法則にさえ逆らうような深いバンク角さえも可能とした」。
ドゥカティはディアベルとともに、『モンスター』シリーズのフラッグシップ、「モンスター1100EVO」もミラノモーターサイクルショーで発表した。