クライスラーグループは1日、9月の米国新車セールスの結果をまとめた。総販売台数は10万0077台。前年同月比は61%の大幅増で、6か月連続のプラスを維持した。
9月販売の結果をブランド別で見ると、「クライスラー」が前年同月比92%増の1万7348台、「ジープ」が65%増の2万8603台、「ダッジ」が71%増の3万6272台、「ラム」が22%増の1万7854台だ。
クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』(日本名:『グランドボイジャー』)が、前年同月比149%増の9001台と牽引。セダン&コンバーチブルの『セブリング』も、221%増の4651台と好調だ。
ジープブランドでは、新型『グランドチェロキー』が前年同月比95%増の1万0915台と躍進。『ラングラー』は29%増の7765台、『リバティ』(日本名:『チェロキー』)は、79%増の4865台を売り上げる。
ダッジブランドでは、『チャージャー』が前年同月比17%増の8812台、『アベンジャー』が76%増の5022台、『チャレンジャー』が76%増の3138台となるなど、人気を集めた。
ラムブランドでは、大型ピックアップトラックの『ラム』が、前年同月比26%増の1万6887台を販売している。
クライスラーグループの今年1‐9月米国販売は、前年同期比15%増の82万0220台。同社のフレッド・ディアス米国販売担当社長兼CEOは、「間もなく、多くの新型車がディーラーに並ぶだろう」と、コメント。今後の新車攻勢を予感させている。