【日産 マーチ 試乗】欧州コンパクトに遜色なし…島崎七生人

試乗記 国産車
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予測を上回る出来だった。とくに高速でもドッシリと安定感を保つ走りは、欧州コンパクトカーに遜色なしだ。無闇に軽過ぎないステアリングの操舵力、ピッチング&ローリングの両方向の揺れが抑えられた快適な乗り心地もいい。

すべて新設計だそうで、サスペンションもストロークを15%アップさせたといい、その効果は実感できる。1.2リットルの新しいエンジンは3気筒ながらラフな印象はなく、CVTの自然なチューニングもあって、出足は力強く思えるほど。

アイドリングストップは思いの他ほか頻繁に作動。欲をいえば、再始動時のクランキング自体の時間がもっと短くなれば、感覚的にもさらにさり気ない印象になりそう。

外観も先代より没個性的か……の予測に反し、シンプルながら存在感がある。個人的には、先代イメージのアーチ状のサイドウインドと真っすぐ後方に延ばされたルーフラインとの“矛盾”が消化しきれてなく見えるのが、数少ない気がかりなポイント。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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