トヨタ自動車は29日、『ランドクルーザーワゴン』と『ランドクルーザー』計2車種のステアリングシャフトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2002年7月30日~2007年6月29日に製作された9678台。
ステアリングシャフト連結部の構造が不適切なため、大きな段差乗り越え時にシャフトの抜け方向の固定部品が外れることがあり、ハンドルを一杯に切る動作を繰り返すとシャフトが抜け出し、舵取り操作ができなくなるおそれがある。
全車両、抜け方向の固定部品を対策品に変更する。あわせて、抜け出し防止ストッパを追加するとともに、シャフト侵入防止ストッパを対策品に変更する。
不具合発生件数は1件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。