荷室がフラットとなり使い勝手のよさが売りでもあるホンダ『フリードスパイク』。同社関係者は、「その個性的な性格からか、荷室と同様にライバルもユーザー像も幅広い」という。
同社日本営業本部営業開発室商品ブランドブロック主任・藤川大氏は、「ユーザーが比較対象としてあげてくるのはトヨタ『カローラルミオン』や『ラクティス』あたりだろうが、ヒンジとスライドのドアの違いでだいぶ印象が違うとも思うので、実際ははっきりと志向に合わせて買ってくれる思う」と話す。
また、どんなクルマから乗り換えてくるのかについて、同氏はこう語る。
「3列のミニバンからダウンサイジングを考えるユーザーや、2列の同クラスからの乗り換えなどが考えられる。ただ、スライドドアや広い荷室を味わったユーザーはミニバンや背の高いタイプのクルマにもう一度乗りたいと思うだろう。自社でいえば『ステップワゴン』『モビリオ』『モビリオ・スパイク』などから多く流れてくると思いますね。もちろんセダンや軽自動車からも幅広くくると予想する」
同車の想定ユーザーについて藤川氏は「独身者やプレファミリー、子離れした夫婦などがメインで、男女比は男が6〜7割というところか」とも話していた。