日産自動車のカルロス・ゴーン社長は23日、株主総会後の記者会見で電気自動車について触れ、「ルノーであれ、日産であれ、単独では電気自動車を投入できなかった」と述べた。というのも、電気自動車を手頃な価格で提供するためには、車両への投資はもちろんのこと、バッテリーの開発やその生産設備などに莫大な資金が必要になるからだ。しかも、それを普及させるために、インフラの整備も手掛けている。「市場に任せていたのでは、急速充電器の普及も時間がかかる」ということで、低価格の急速充電器の開発も行った。このように、電気自動車には多くのエネルギーやリソースが必要で、「ルノー・日産アライアンスによって、初めてそれが可能になった」というわけだ。現在、ダイムラーとも電気自動車のモーター、バッテリー、プラットフォームについて検討を進めているとのこと。「3社が力を合わせることによって、さらに手頃な価格の電気自動車を提供できるようになる」とゴーン社長は強調した。
『コンセプトAMG GT XX』がさらなる新記録、1メガワット超えの超高速充電を実現…1分で航続125km分充電 2025年9月11日 メルセデスベンツは9月8日、次世代高性能EV『コンセプトAMG GT …