BMW、MINIのEVで2011年より実証実験

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BMWジャパンは6月15日、東京ビッグサイトで開催された「BMW Group Mobility of the Future - Innovation Days in Japan 2010」において、MINIの電気自動車(EV)『MINI E』による日本での実証実験を、2011年初めより行なうと発表した。

MINI Eは、これまで米国(カリフォルニア、ニューヨーク、ニュージャージー)に450台、イギリスに40台、ドイツ(ベルリン、ミュンヘン)に約65台を導入し、一般ユーザーのもとで実証実験を重ねてきた。日本での実験はアジアで初となる。

2008年に、現行型をベースとして発表されたMINI Eは、エンジンルームにモーター、リアシートとラゲッジスペース部分にリチウムイオンバッテリーを搭載している。充電ソケットは給油口のあった左リアフェンダーに位置する。

バッテリー出力は35kWhで、うち29kWhが使用可能。電圧は400V、セル数は5088個、重量は260kgで、冷却は空冷式となっている。230V電源による充電時間は、50Aで2.4時間、32Aで3.8時間、12Aで10.1時間と発表されている。

モーターの出力は204ps、トルクは22.4kgmと、ガソリンエンジン並みに高出力となっているのが特徴で、最高速度は152km/h。航続距離はFTP72サイクルで240km、実用モードでは最大180kmと、小型軽量ボディに大容量バッテリーを搭載したメリットを発揮している。またバッテリー搭載により50:50の前後重量配分を実現した点もアピールポイントになっている。

日本における実証実験の結果は、他国でのテスト同様、ドイツ本国および日本国内で分析され、BMWが目指す次世代モビリティの実現に向けた重要なデータして活用されるという。

《森口将之》

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