12~13日に行われたルマン24時間耐久レース。アウディ「R15TDI」が、BMW「M3 GT2」の「アートカー」を避けようとして、クラッシュが発生した。
このクラッシュは序盤に起きた。アウディR15TDIの7号車、トム・クリステンセン選手がポルシェコーナーへ差しかかった際、その前方にトラブルを抱えた79号車、BMW M3 GT2がスロー走行していた。
ところがクリステン選手、このM3 GT2に気づくのが遅れたもようで、M3 GT2を避けようとして、グラベルに突っ込みながらスピン。タイヤバリヤに後方から接触して停止した。
これに激怒したアウディスポーツのウルリッヒ代表が、BMWシュニッツァーチームのピットに怒鳴り込む一幕も。ちなみに、7号車R15TDIは修復作業を終え、3位入賞を果たしている。
ウルリッヒ代表は、BMWが進路妨害をしたと勘違いした様子。しかし、ポルシェコーナー直前で白旗が振られており、アウディR15TDIとスロー走行のBMW M3 GT2の間で、あまりに速度差が大きかったのが、事故の原因と思われる。
アウディR15TDIのオンボードカメラに、しっかりと映し出されたBMW M3 GT2「アートカー」の映像は、動画共有サイトで見ることができる。