メルセデス SLS AMG…独誌「最も魅力的なデザイン」

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ドイツの自動車専門誌『オートビルド』は5月28日、「欧州デザインアワード2010」の結果を公表した。メルセデスベンツの『SLS AMG』が、最も魅力的な車に選ばれた。

新型SLS AMGは、メルセデスベンツの名車である、1954年発表の『300SL』を最新技術で甦らせた同社のフラッグシップスポーツカー。メルセデスベンツの高性能車開発部門のAMGが、デザインからメカニズムまで、すべてを手がけた最初のモデルで、ロングノーズ&ショートデッキの古典的スポーツカーフォルムには、300SLの特徴的なガルウイングドアが継承されている。

エンジンは、『63AMG』シリーズのM156型6208cc・V8をベースに、約120か所に渡る専用チューンを受けたM159型。ドライサンプオイル潤滑システム、強化クランクシャフトベアリング、鍛造ピストン、新設計インテークなどを採用し、最大出力571ps/6800rpm、最大トルク 66.3kgm/4750rpmを引き出す。

トランスミッションは、新開発のデュアルクラッチ7速2ペダルMT、「AMGスピードシフトDCT-7」。オールアルミスペースフレーム構造により、車重は1620kgに抑えられ、0 - 100km/h加速3.8秒、最高速317km/hという世界トップレベルのパフォーマンスをマークする。日本での価格は2430万円だ。

ドイツで最も権威のある自動車専門誌、『オートビルド』は、毎年恒例の「欧州デザインアワード」の結果を発表。この賞は、昨年発表された新型車の中から、デザインの完成度に焦点を当て、約20万人の読者投票と欧州32か国、144名のジャーナリストの投票によって決定されるもの。新型SLS AMGは総合1位、クーペ&カブリオレ部門でも1位に輝いた。

すでにSLS AMGは、米国、イギリス、ドイツなどのメディアから、合計9の賞を受賞している。

《森脇稔》

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