【ケータイナビガイド '10】詳細かつ鮮度に優れた地図ナビをiPhoneで存分に…iPhone用 いつもNAVI

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もちろんジャンクションでも拡大イラストが表示される
  • もちろんジャンクションでも拡大イラストが表示される
  • 右左折ポイントはオレンジ色の丸で表示される
  • 地図を最大まで拡大したところ。地下鉄の出入口まですべて表示される。
  • ガイド中の画面。iPhoneはPNDと比較しても遜色ないディスプレイのサイズ、解像度なので非常に見やすい。
  • 高速道路に入っても表示内容は特に変わらない。ただし、このようにインターチェンジャやジャンクションの画像が表示されるので分かりやすい。
  • 横画面では高速道路走行時、左側に通過IC/ジャンクション/SA/PAが表示される
  • 横画面でも検索メニューの使い勝手は変わらない
  • 方面看板表示。道路上に設置されているものとほとんど同じ。

シンプルナビだが基本機能は充実

ゼンリンデータコムが提供する位置情報・ナビゲーションサービスの総称が「いつもNAVI」だ。PC版から、ケータイ、Windows Phone(Windows Mobile)、そして昨年8月に投入されたのがiPhone向けアプリだ。

ケータイ版ではリッチな表現と多機能が特徴の「いつもNAVI」だが、iPhone版は比較的シンプル。機能はカーナビゲーション用途に特化されており、音声によるルート案内、交差点付近の誘導画像の表示、オートリルートなど、カーナビ同様の使い勝手を実現している。

案内時には交差点拡大イラストや、方面看板表示、ETCレーン案内などもあり、分かりやすさには十分配慮されている。また横画面モードでは、画面左に交差点やジャンクション/インターチェンジのリストが表示され、距離と通過までの所要時間、そして右左折/直進が出る。夜と昼とで地図の配色を変えるディマー機能、ルート探索時にルート周辺の地図をローカルに保存するキャッシュ機能など、使い勝手を配慮して練られた機能も数多い。

◆詳細かつ鮮度の高い地図と拠点データがウリ

ルート検索では経由地の設定、時間/距離などの優先設定など、ナビとしてひととおりのカスタムが可能だ。ゼンリンならではの詳細な地図をベースに、iPhoneのタッチパネル操作に最適化し、地図の拡大縮小や回転などを自由自在に行える。ブラウザの地図を触る感覚で二本指操作ができるので、直感的だ。

地図や拠点データはローカルではなくクラウド上に置く。この方式は、いつでも最新のデータが利用できる、アプリのアップデートが短時間でできるといったメリットがある。とくにゼンリンは地図会社だけあって更新頻度も高く、たとえば3月末に開通した中央環状の3号渋谷線・4号新宿線間は取材した四月中旬時点で既に反映されていた。

拠点データは、ゼンリン独自の周辺施設情報から全国約40万件の施設情報をサーバ上に持つ。フリーワードとジャンル別の検索により、ネット検索感覚で行きたい場所を簡単に見つけることができる。検索で見つけたよく行く場所をブックマークに保存しておけば、スピーディにドライブ計画を立てることが可能だ。

◆機能を絞って価格を下げたLite版もラインナップ

施設検索ジャンルは交通関連、くらしの施設、買い物、観光宿泊、娯楽・スポーツ、飲食に分けたジャンルそれぞれに含まれる10前後のサブジャンルから検索できる。
 
iPhone用「いつもNAVI」の販売価格は2800円。リアルタイムナビゲーションや音声案内などの機能を省いて費用を抑えたLite版も1800円で用意される。

アプリ概要

■利用料
いつもNAVI 年間利用料:2800円
いつもNAVI Lite 利用料:1800円
※Lite版は音声案内やガイダンス機能が省略される。月額350円の「ナビパック」として音声案内やリアルタイムナビゲーションなど「いつもNAVI」と同等の機能が利用できるオプションが用意されている。

■アクセス
App Store>ナビゲーション>いつもNAVI/いつもNAVI Lite

■公式サイト
ゼンリンデータコム iPhone用いつもNAVI
http://www.zenrin-datacom.net/iphone/index.html

《北島友和》

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