トヨタ自動車と中国の広州汽車集団の合弁会社、広汽トヨタは12日、中国広東省広州市で『カムリハイブリッド』のラインオフ式を実施、同日より中国での販売を開始した。
トヨタは中国でのハイブリッド車普及に向け、これまでも積極的なモデル投入を行ってきた。2005年末に中国に初めてのハイブリッド車『プリウス』を導入し、2007年にレクサスブランドから『LS600h』、SUVモデルの『RX400h』、2009年に『GS450h』を順次投入、今回のカムリハイブリッドは5車種目となる。
今回中国に投入されるカムリハイブリッドは、北米で販売されているカムリハイブリッドとは別車種。アジアで販売されているカムリをベースにハイブリッド化したモデルで、タイでは既に販売を行っている。
中国市場でカムリは2006年6月より販売を開始、2010年2月末までに58万台を販売した人気車種。ハイブリッドモデルを投入することでさらに販売を拡大するのがねらいだ。
カムリハイブリッドの価格は31.68万元 - 36.48万元(約436万5000円 - 497万9000円)。広汽トヨタ販売店のうち107店舗で販売を開始し、順次拡大する予定だという。