日産ルノーアライアンスと中国・武漢市人民政府は25日、ゼロエミッション・モビリティの実現に向けたパイロット計画を発表した。中国での実証実験は日産にとって初めてとなる。
日産ルノーと武漢市人民政府は、2009年4月にパートナーシップを締結し検討をおこなって来たが、今回ゼロエミッション・モビリティに向けたパイロット計画の具体的方策について合意に至ったとしている。
具体的には、2011年より電気自動車『リーフ』25台を使用した走行実験を武漢市で実施、この走行実験を通じてEVの使用方法、最適な充電インフラのあり方など基礎データを収集する。また、武漢市人民政府は、急速充電器を2基、普通充電器を250基を設置する、としている。
日産の西川廣人副社長は「武漢市の新エネルギー車に関する取り組みと日産のEV普及に向けた取り組みは、同じ目標を共有しており、市政府、自動車製造業というそれぞれの立場から協力し、ゼロ・エミッションモビリティの実現を目指していきたい」と語っている。