富士重工業(スバル)は定昇に相当する賃金体系維持のほか、組合員平均で1000円のベースアップが要求されていたが、ベア部分はゼロ回答となった。賃金体系は維持する。年間一時金も5.0か月の要求に対して4.6か月の回答と、満額には届かなかった。それでも業績の回復を反映して、2009年の実績である4.2か月は上回った。一方、ベアの要求を見送ったトラックメーカーの一時金交渉では、いすゞ自動車が4.0か月(要求5.0か月)、日野自動車が3.8か月(同)の回答となり、いずれも2009年の妥結水準を上回った。
2025年春闘“泣き笑い”、トヨタ・マツダ・いすゞ「満額」、日産・ホンダ・三菱自「要求割れ」、スズキは「要求超え」の回答[新聞ウォッチ] 2025年3月13日 2025年の春季労使交渉は、電機や自動車などの大手企業が集中回…