プジョーは12‐13日、フランス・パリ市内のラ・デファンス広場で、コンセプトカー『BB1』を一般公開した。
BB1は、2009年9月のフランクフルトモーターショーで公開。未来のシティコミューターEVを提案したコンセプトカーで、その斬新なデザインが視線を集めた。
ボディサイズは全長2500×全幅1600×全高1540mm、ホイールベース1800mmとコンパクト。ドアはリアヒンジでオープン。革新的パッケージの導入で、小型ボディでありながら大人4名乗車を可能にする。バイクのハンドルのようなステアリングホイールやペダルレスの加減速システムなど、操作系も未来感覚にあふれる。
EVシステムは、インホイールモーターを後輪左右にレイアウトで、2個のモーターは最大出力13.5ps、最大トルク32.6kgmを発生。2次電池はリチウムイオンバッテリーで、車両重量は600kgに抑えられ、最高速90km/h、最大航続距離120kmという性能を実現する。
プジョーは、このBB1の一般公開ツアーをドイツ・ベルリン、イギリス・ロンドン、スペイン・マドリード、イタリア・ミラノで開催。12 ‐ 13日、ツアーはプジョーの地元、フランス・パリに上陸した。
プジョーは「Facebookにおいて、約1万5000名のBB1ファンを獲得した」と説明。プジョーはこのBB1を、何らかの形で市販する計画かもしれない。