エコプロダクツ2009が10日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。11回目となる同イベントの今回のテーマは「問い直せ、日本の力 - ソーシャルパワー元年 - 」。自動車メーカーや家電メーカーといった企業をはじめ、NGO・NPO、自治体、研究機関などありとあらゆるジャンルの721団体が出展し、それぞれのビジネスと環境への取り組みをアピールする。
自動車メーカーでは、トヨタ、日産、マツダ、富士重工、三菱、三菱ふそうが出展し、電気自動車や新開発のクリーンエンジンなどを展示している。また、エコカー乗車体験コーナーでは三菱『i-MiEV』、スバル『プラグインステラ』といったEVのほか、トヨタ『FCHV-adv』やマツダの『プレマシーハイドロジェンREハイブリッド』のような燃料電池車の実験車両にも無料で試乗する事ができる。
昨今の環境に対する意識の高まりからか、会場は大盛況といった面持ち。昼頃になっても事前登録をした来場客でさえ入場に列を作るほどだった。平日にも関わらず一般客が多く、スーツ姿のサラリーマンよりも目立ったのが印象的。体験型ブースやイベントなども多く、団体で訪れている子どもたちは各ブースが実施しているプレゼントクイズやスタンプラリーに参加し一喜一憂していた。
エコプロダクツ2009は12日まで開催。前年は3日間の開催で約17万4000人が訪れた。主催する産業環境管理協会、日本経済新聞社は、前年を上回る18万人の集客を見込んでいる。入場は無料だ。