高速無料化「素案はまとまっている」 前原国交相

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12月4日、国交省定例会見で(撮影=中島みなみ)
  • 12月4日、国交省定例会見で(撮影=中島みなみ)

野田佳彦財務副大臣が高速道路無料化に言及した件で、前原国交相が4日、反論した。野田財務副大臣は3日の定例記者会見で、概算要求に盛り込んだ無料化予算6000億円は「いくら何でも多い」と話している。

このことについて前原国交相は、「私は副大臣間の折衝で固まった数字を聞いているけれども、その方針にも変わりがないと聞いている」、「今朝、馬淵副大臣を通じて野田財務副大臣の発言の真意を確認したが、少し言葉が足りなかったという説明があった」と牽制。

野田氏が高速道路無料化について、対象路線のすべてを無料化せず、曜日、時間、車種を限定して行うように国交省に要請するといったことに対しても、「財務当局、副大臣クラスで固まった予算を前提に、高速道路無料化第一段階の社会実験の素案はできあがっている」と話す。

ただ、無料化社会実験の素案公表については、発表の前に対象となる周辺地域の自治体や高速道路事業者、鉄道事業者ほか公共交通に相談した後、「しかるべき時期に話しをしたい」とした。

《中島みなみ》

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