ダイハツ『DecaDeca』(デカデカ)のインテリアは凝った装備が多い。その中でも、壁にぺたんと付いているシートレイアウトは特に苦労したところだ、と商品企画本部先行企画デザイングループ内田卓也さんは話す。
この工夫と低床で、軽サイズにして他の登録車(普通車)のミニバンと同じくらいの室内容量を実現させている。「エンジニアとコラボレーションして、椅子をこう倒したらとか、こっちの壁にしたらどうかとか、色々悩みました」という。
「インパネ周りも男のこだわりグッズを色々研究して、わかりやすくて新し味を感じるという意匠にトライしました。銀塩フィルムのカメラやアップル製品、ハイテクグッズ、ローテクグッズ、色々参考にしました。ドアトリムも、銀塩カメラのシルバーの筺体に革巻きのイメージなのです」
一番驚いてもらえるものは、「このボディサイズで、これだけ(室内)広くしたうえ、大型テレビ画面(35インチ液晶モニター)が付いていることです。これはウインドウズも動くようにしています」。
最後に、「ここまで突っ込んで出来たのでやり切った感はあります」とこのコンセプトカーの出来に満足しているようだ。