【東京モーターショー09】三菱 PX-MiEV…素材にこだわったインテリア

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三菱『PX-MiEV』コンセプトのインテリアをデザインしたデザイン本部東京デザインスタジオ、阿部浩行さんは「“ファーストクラス”というのが最初にぱっと思い浮かんだ言葉です」といい、初めからこのコンセプトを思い描いていたようだ。

「そのあとに『iPod』などのプロダクトを見て、凄く柔らかい空間の中に、ちょっとカチッとしたモニターなどをうまいこと配置すれば、面白いギャップが生まれると考えました。素材感の分け方や、機能の分け方など多様な要素を踏まえ、こういう形になりました」

その素材感については、「メーターパネルの上周りの素材は革。ヌバックという革を貼っています」という。

「表面を起毛して物凄く細い毛羽立ちをつくりました。繊細な革で、手を当てるとフィンガーラインが簡単に付くくらい。そういうソフト感とカチッとした感じのギャップを持たせたかったのです」と、素材からこだわったデザインを見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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