【CEATEC 09】日産の iPhone エコドライブ判定に体験試乗

エコカー 燃費
走行デモに使われた新型キューブ。CVTのため加速の判定には有利か?
  • 走行デモに使われた新型キューブ。CVTのため加速の判定には有利か?
  • エコドライブ診断システムのしくみ
  • 自己診断コネクタに無線LANモジュールを接続し、車室内をホットスポットとして、iPhoneと通信
  • アプリの実行中画面。車速データをとっているのでスピードメータを表示する
  • 走行終了後の画面
  • エコドライブの判定画面。加速、減速はOK

日産は9月から、横浜市との共同プロジェクトとしてエコドライブにより燃費を競う「E1グランプリ」をスタートした。CEATECでは、『iPhone』上で起動するアプリケーションを活用したエコ運転診断システムを体験する機会として、CEATEC会場幕張メッセ周辺で試乗会を実施する。

参加者は幕張メッセを基点に2 - 3kmの公道コースを運転し、降車後その場でエコドライブの達成度をiPhoneで確認できる。

実際に走行体験をしてみた。車に乗り込み、無線モジュールを確認したらiPhoneのアプリを起動しWiFiに接続する。あとは普通に運転するだけで、アプリを起動させてから停止させるまでの間のデータで燃費運転を判定する。このアプリは車速データを拾っているので、起動中はスピードメータを表示している。運転中は撮影できなかったが、メータの動きは実物とほとんど同期しており、そのまま普通のメータとしても実用可能なレベルだった。

判定結果は、加速、減速については100点満点中90点台後半となかなかよい数字がだせた。しかし、ゆるやかな加速・減速を意識しすぎたのと天候が雨だったのとで、巡航速度が低いと判定されたのか、これが70点という結果となった。総合では76点だった。じつは、時間の関係で通常2周くらいする規定コースを1周しかしていない。そのため、全体の走行時間、距離に対して、加減速している時間の比率が高くなってしまったことも影響しているかもしれない。

《中尾真二》

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